ここで「6月限定のプログラム無料体験」が受け取れます!

西式健康法とは

創始者西勝造氏によって1927年(昭和2年)に発表された健康法。

病気による症状を緩和することを主な目的とした一般西洋医学に対し

「健康と は何か、 病気とは何か」といった根源的疑問に答えるために考え出されました。

西勝造氏の本職は土木技師です。

日本最初の地下鉄 (現、 東京メトロ銀座線 上野~浅草間)の設計責任者として知られています。

専門分野である土木工 学、構造力学の考え方を応用し、

構造物としての人間の弱点を簡単な方法で解 決するという目的で考案されたのが西式健康法です。

西式健康法の目標

西式は精神的にも肉体的にも最高のものを作っていく。

精神面 : 悟り迷いがない。

肉体面 : 無感

※無感とは、自分の胃や眼、あるいは鼻などがどこにあるのか まったく感じない。

「胃がもたれる」 「眼がかすむ」 「肩がこる」 「足が 無感になれない人は健康で無い証拠です。

健康になるための基本原則

西式健康法のポイントを要約すると

「理想的な体液を理想的に循環させる」ための方法と言えます。

皮膚、②栄養、③四肢、④精神

この4つの要素が完全でない限り真の健康は 得られないと考えます。

自己の健康を見つめ直す際には4つの要素 のいずれかに配慮が足りないなら

健康管理をする必要があります。

4つの基本原則が重要な理由

①皮膚 皮膚の血管は末梢全体の循環に関係するため。

②栄養 : 有害成分を体内に入れないことと、 必要な栄養素を補給することは、

理想的な体液 に近づけるためには重要。 便秘、 宿便を非常に警戒するのは、

体内で新たな有害成分が発 生し、 体液が汚染されるのを防ぐため。

③四肢:四肢は 「姿勢」を構成する最大の要素であり、

姿勢が悪いことによって脊椎等が歪み それによって神経の流れに影響を与え、

脳脊髄液や血液が理想的に循環できなくなるた め。

精神: 精神は、精神が直接自律神経に作用し

「理想的な体液を理想的に循環させる」とい う条件に最大の影響を与えるため。

朝食抜き (半日断食)のすすめ

★朝食抜きの人は朝食を食べている人より、肉体労働も頭脳労働もよくこなせます。

★午前中は、排泄器官 (腎臓) が働く時間。

しっかり空腹にしてこそ、腸の排泄作用が働き、 老廃物を 排泄することができます。

なお、 現代医学では 「朝食を抜くのは最も健康に悪い。

朝食は一日のうちでもっとも大切な物、 朝食は絶対に抜いてはいけません」と言われています。

断食できなくても朝食抜きで良い

宿便がたまるとあらゆる病気になる。

前日の夜から翌日の昼までたべないと、体は体脂肪を利用するほか、

積極的に老廃物を排泄するようになります。 朝食抜きの半日断食を繰り返すのです。

空腹になると腸にはぜん動運動を亢進させる消化ホルモン、

モチリンが出てき ます。 モチリンは腸内に残っている内容物を排泄させます。

おなかがへったときに、グーッと鳴るとき、モチリンの分泌が高まっています。

そして体の中の老廃物の排泄力が高まるのです。

朝食抜きをする前に

健康のためには朝食抜きがよいですが、それ以上に空腹で寝ると言うことの方が重要です。

夜食や間食をしないこと。 寝る前の4時間は何もたべないこと。 そうすると熟睡できる。

西式健康法・六大法則

人類は直立姿勢を基本姿勢としたために、

祖先である脊椎動物が 梁として使用してきた脊椎を柱として使用することとなりました。

また文明の発達によって人類の生活習慣、生活様式は大きく変わってきています。

そのため脊柱に対する負担が色々な病気の原因 となっていることが考えられます。

日常生活における時間的制約、体力的負担を最小限にとどめな がら、

体の構造と使用方法のずれを効率よく正し、

本来の健康 保するために考えられたのが西式健康法の「六大法則」です

①平床寝台②硬枕利用 ③金魚運動 ④毛管運動 ⑤ 合掌合蹠運動 ⑥背腹運動

になります。

脊柱不正

人間の骨格は四足動物として設計されたが、 直立歩行する ようになったため、

柱の役目をして、狂いやすくなる。

(対処法) 平床・・・ 硬くて平らなベニヤ板の上に寝ると背骨のゆがみ矯正される。

硬枕・・・硬い木枕をすると頸椎のゆがみが直る。

背骨のゆがみは万病のもと一やさしい西式健康法

甲田 光雄 【著】

孫との対話形式でやさしく読める入門書。

背骨のゆがみは、 気管支ぜんそくや胃、腎臓 病、けいわんなどとも大いに関係がある。

金魚運動や背腹運動などの西式健康法を活用して背骨のゆがみの治し方と予防を提案 する。

平床寝台

効果) 身体のゆがみをとり、 皮膚や肝臓、腎臓の働きを高める。

方法) 敷布団は寒さを感じない程度に薄くて軽いものにする。

注意点)畳や床の上にそのまま寝ると体温が奪われるので床面との間に 何かを敷いて行う。

硬枕(木枕)

効果) 寝ている間に頚椎(首の部分の背骨) のゆがみが自然に矯正され、

耳 鼻咽喉や歯の病気、 気管支炎などを予防、改善する。

方法) 半円形の硬い木の枕(薬指の長さを半径とするサイズ) を使い、仰向け に寝る。

注意点)木の枕を購入するときは実際頸部に当ててみてサイズを選ぶ

金魚運動

効果) 脊椎のゆがみを直し、 脊椎神経、特に肋骨とつながった脊椎の位置を 整える。

腸管を刺激して便通を整える。

方法) 平床の上に上向きに寝て、両足を揃えてつまさきを立て、

両手を組んで 首にあて魚が泳ぐように左右に振る (1~2分間)。 朝、 夕1~2分。

注意点) 両肘は床に付くくらいしっかりと水平に広げ頭部を持ち上げ過ぎない ように行う。

血液不循環

流れる水は腐らない。 血液循環が悪いと血液が濁り、酸素が 少なくなるので病気の原因となる。

(対処法) 毛管運動・・・ 硬枕を用い、 平床に仰臥して、

手と足を 真っ直ぐに伸ばして垂直に上げ手足を微振動する (1~2分) と 血液循環がよくなり、

心臓病も治り、血圧も正常になる。

毛管運動

効果) 全身の血液やリンパの流れを整え、末梢循環の滞りを解消する。

方法) 硬枕を用い、平床に仰臥して、

手と足を真っ直ぐに伸ばして垂直に上げ 手足を微振動 (1分) する。 朝、 夕2回行う。

注意点)硬枕がない場合には丸めたタオルなどを頸部にあて、 必ず頭部が 脊柱部より高くなるようにする。

神経系統不正

自律神経が失調したり身体の左右の神経が不整になると病気に なる。

(対処法) 合掌合蹠

合掌合蹠

効果) 骨盤を整え、骨盤底、腹部、上肢、下肢、足などの筋肉と神経の機 能、

血液循環などを順調にする。 妊娠中の胎児の発育やお産を容易 にします。

産体操として特にお勧めです。

方法) あおむけに寝て、両手は胸の上で合掌し、 両方の足裏をぴったりと合わせる。

膝を曲げて開き、 足裏を合わせ たまま足を前後に縮めたり伸ばす往復運動を十数回行う。

終わったそのまま手足を合わせた姿勢で2〜3分安静にす る。 朝、夕1回ずつ。

酸塩基不均衡

体液が弱アルカリ性の時に健康であるが、

アルカリが強 すぎると自律神経の迷走神経が緊張して胃酸過多症、

胃潰瘍、 がん、喘息になりやすくなるし、 酸過剰になると 交感神経が緊張して、

高血圧、動脈硬化、 脳溢血、糖尿 病になりやすい。

対処法) 背腹運動

背腹運動

正座して背骨を左右に振りながら、

腹部を膨らませたり引っ 込めたりする運動を十分間(500回) すると酸アルカリのバ ランスがとれ、

自律神経が拮抗状態になり、暗示がかかり やすくなるので、

「良くなる、 能くなる、 善くなる」と自己暗示 をかけながら行うと一層効果がでる。

背腹運動でバランスをとる

交感神経が興奮すると体液は酸性に傾き、迷走神経 (副交感神経)が興奮すると体液はアルカリ性 に傾きます。

両者が拮抗している場合は体液は中性となり健康な状態であることを意味します。

水浴、 脊柱運動、 怒り、悲しみ、 不安、運動、 肉食、

泣くなどの活動は交感神経を刺激してその興奮を 促し、 体液を酸性に傾けます。

温浴、 腹部運動、 喜び、 楽しみ、 安心、安静、 野菜食、 笑うといった活動はアルカリ性に傾けます。

背腹運動は交感神経と迷走神経を同時に刺激することで、精神の安定を手に入れるだけでなく、

体 液を中性に、 身体を直接健康に導く効果があります。

温冷浴も推奨

西式健康法 温冷浴

・基本は水14-15度、お湯41-43度です。

・砂時計の1分計を使いながら、下記のように交互に入浴します。

(1分計 はamazon等のネットで購入、100円均一で防水のタイマー)

・水(1分)→湯(1分)→水(1分)→湯(1分)→水(1分)→湯(1分)→水(1分) 湯(1分)→水(1分)

・自宅には、 浴槽は2つないので、シャワーで代用可・ベビーバスもあり

良くなる、能くなる、善くなる

交感神経と迷走神経が平衡状態になり体液が中性になったときは暗示がもっとも効果的にかかるとき です。

これを利用して心身を良好な状態に導こうとするのが背腹運動の最終的な目的です。

背腹運動を行いながら、 「よくなる」と念じ続けます。

このことが心身に与える良能は信じられないほど大きいです。

精神の自然治癒力を利用することができます。

背腹運動のときに念ずる暗示の効果は精神や肉体だけではなく、

生活そのものに影響するほど強いものです。

良くなる : 自分自身の健康がよくなるということ

能くなる: 自分の心がよくなること。 自分の力を十分に発揮出来る。

善くなる:暮らしや生活がよくなること。 周囲のみんなが幸せに暮らせること。

利己的でない=他人を犠牲にしない=自己の向上を目的とした願いを祈る。

自らの潜在意識化していく。

「家族・社会の役に立つ健康な体です」=良

「家族・社会のためになる能力があります」 =能

「家族・社会の役に喜びを与える心があります」  =善

背腹運動の正しい実践法

準備運動と本運動

準備運動:頸椎七番の神経を前後左右から刺激して全身に66種の効果を現す。

拇指を中にして手を握ることによって、 手掌線、 特に本能線を明瞭ならしめ、

かつ握力を強くする。 頚部静脈の圧迫を緩和し、 甲状腺を刺激する。

頸椎は胸椎や腰椎と異なり、 非常に複雑な動きをするようにできているので、

本運動としての左右揺振だけでは頸椎部分の椎間からでている神経節に対する

適正な刺激と椎間の適性状態維持が出来無い。

全体をしなるようなイメージでうごかすのが良い。

本運動は一本の棒のようにうごかしますが、 体を極端に硬直させないようにしましょう。

左右揺振がロボットのようにぎこちない動きに見えないように美しい動きを目指しましょう。

正座して膝を開き、 膝の上に載せた手が伸びきって、

しかも膝から離れないくらいの角度というのが理想的です。

揺振時に尻が浮いてしまうのは構いませんが、

「脊椎 =腰椎の曲がりが限界に達した状態として 構わない」ということで、

積極的に尻を上げると背腹運動の目的を十分に達することは出来無い

背骨のゆがみが強い人は10分では効果が得られず、

20分間くらいすっきりするのにかかるか ~35回くらいでもよいので

一番気持ちがいい速度でやり始めて徐々に速度を増やす。

メトロノームのすすめ

左右一往復を一回として左右に倒れるときのそれぞれーカウントで

メトロノー ムは100〜108/分で設定して下さい。

この速度で無理な方は、

自分が楽にできるスピードより少しだけ早めの速度 を設定して、

徐々に早くして下さい。 運動は同じ速度で行うことが大切なので、

メトロノームを利用することをお勧めします。

足の屈伸運動

効果) 全身、 特に下肢の血液循環を旺盛にする。

方法) クッションを敷き、その上に足を乗せ、足先が心臓より少し高くなるようにする。

その体勢で足先を反らしたり、伸ばしたりすることを十数回繰り返す。

西式の健康の条件

からだの健康が良くなること。 心の状態がよくなること。

自分や自分をふくめたまわりの人たちの暮らしや生活が善くなること。

現在の自分を受け入れ、どこまで改善出来るか、

どこまで改善出来ればその状態で過ごせるのかを考え、

その状況の中での楽しさを発見すれば、もう病人ではありません。

西式健康法は誰でも、どこでもできる運動です。

 ぜひ今日から実践してみてください。

おすすめ図書

○西式健康法入門 ほんものの健康を手に入れるために 西式健康法・西会本部 (著)

○断食博士の「西式健康法」入門病気にならない秘訣  甲田 光雄 (著)